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コラム

フィリピン人の消費行動に見る特徴?

2022年12月1日

12月はフィリピンの多くの人々にとって特別な月である。町はクリスマスや新年を祝う飾りつけできらびやかな上、人々はクリスマスや新年のお祝いに向けた準備で落ち着かない。12月に入ると職場の空気も浮かれ気味になり、仕事どころではなくなるのもフィリピンの12月の風物詩の一つである。

フィリピンでは法律において企業が13カ月分の給与を支払うことが義務付けられている。12月分と13カ月目給与が支払われるのが12月で、1年の中で最も消費が活発になるのもこの時期である。

 

🟧SNSから買い物のアイディア

フィリピンには、交流サイト(SNS)フェイスブックのユーザーが約6,700万人いるといわれている。フェイスブックが「2018 Holiday Study」と題した調査において1,504人のフィリピン人の成人ユーザーにアンケートを実施したところ、12月を含むホリデーシーズンにフェイスブックを使って行う活動のうち、上位のうち実に7つが買い物に関連する活動であった。

活動の1位は「親戚や友人への年末年始の挨拶」、2位は「年末年始の活動報告」となったものの、3位以降には「友人がシェアした商品やサービスの内容を参考にする」「知り合いにプレゼントのアドバイスをもらう」「買い物するもののアイディアをもらう」といった購買に繋がる活動が並んだ。

 

 

🟧有望なSNSによる広告宣伝

また、フェイスブックが実施した同様の調査によると、調査に参加したスマホ保有者の約10人に6人が、価格の比較や、商品の評価を確認する目的で、買い物中にスマホを使うとの結果が出ている。

依然としてスマホの保有率が低く、決済や物流インフラの整備が遅れていることから、フィリピンの電子商取引(EC)市場は東南アジア諸国連合(ASEAN)他国対比で小さいものの、SNSを買い物のアイディアを得る場所として活用している点や、スマホを買い物先での調査ツールとするなど、サービスやデバイスの普及に合わせてフィリピン人の購買行動は徐々に変化を遂げてきていることが分かる。

2018年のホリデーシーズンにおいて、フィリピン人は平均1万7,062ペソ(約3万5,000円)と決して少なくない金額を消費するという結果も出ており、こうした旺盛な消費を着実につかみ、ビジネス機会を捉えるためには、フィリピン人の購買行動の変化を的確に捉え、そこに刺さるマーケティングや販売手法を取っていく必要がある。

 

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